今月のくるみパン

たっぷりのくるみとシナモンが好相性/ブーランジェリールボワ「ノワ」

VOL.4

たっぷりのくるみとシナモンが好相性

ブーランジェリールボワ「ノワ」

ショーケースでパンを選ぶフランススタイルの店

ブーランジェリールボワは、花と緑に囲まれたこぢんまりした外観が、ナチュラルで可愛らしい店です。木製の大きな扉を押して中に入ると、パンの並ぶショーケースがすぐ目に飛び込み、一瞬ケーキ店に迷い込んだようです。「お客様と会話を交わせるフランスのブーランジェリーのスタイルを取り入れました」と話すのは、この店のご主人・森朝春さん。フランスで3年修行を積んだ森さんは、この店でフランス風のみならず、ドイツ風のハードパンなどヨーロッパのパンを中心に、アメリカやアジアの味も取り入れたパン作りを続けて今年で12年目。 今ではサンダル履きの近所の人から車で訪れる遠方の人まで、たくさんの人がルボワのパンを求めて訪れます。

「ノワ」180円

焼菓子や洋菓子風のパン、プレゼントに最適な飾りパンもルボワの人気商品。食事やおやつだけでなく、あらゆるシーンで利用できるブーランジェリー



「ノワ」180円

センスのいいインテリアは奥様が担当。「パンを作らない妻は、買う立場でいろいろアドバイスをくれるんです。こういうのが食べたいとか、いろいろ(笑)」

甘さに心癒されるくるみづくしの「ノワ」

ショーケースには、もちろんくるみを使ったパンも並んでいます。中でもおすすめは、くるみがたっぷり乗った「ノワ」。甘さ控えめのくるみパンに、甘いシナモンフォンダンをかけ、さらにくるみをトッピング。甘い物好きでくるみ好きにはたまらないパンです。「僕は甘いパンが大好きなんです。甘ったるいと感じるかもしれませんが、これがこのパンの持ち味です」。シナモンとくるみが甘い中でアクセントとなり、丸く小振りなサイズもちょうどよく、ついペロッと食べてしまいます。「若い女性に人気がありますが、意外に男性ファンも多いんですよ」。

「ノワ」180円

「ノワ」180円は、生地に黒糖を使い、パンの上には粉砂糖とシナモンがたっっぷり。ふんだんに使われたくるみが全体のバランスを整えています

幸せを呼ぶ馬蹄形のくるみパン「クランベリーノワ」

もうひとつのおすすめが、「クランベリー ノワ」。こちらはカンパーニュスタイルのハード系パンです。このパンには「自家製酵母を使ったパンをもっと普及させたい」という森さんの思いが込められています。「食べ慣れないとハード系のパンって、なかなか手を出しにくいようです。だからあえて『カンパーニュ』の名を出さずに、女性に好まれるくるみを使って、気軽に試してもらいたいと考えました」。馬蹄をかたどった形も口に入れやすくユニーク。サクッと歯切れがよく、噛み締めるほどに、くるみとクランベリーと生地の香ばしさが口の中に広がります。「ヨーロッパで馬蹄は、魔除けや幸せを呼ぶお守りとして伝えられているんです。それもこの形にした理由のひとつです」。

「クランベリー ノワ」260円

「クランベリー ノワ」260円は、ハード系パンの入門的位置付け。「このパンを召し上がって、他の自家製酵母パンもお試しいただければ」と森さん

美味しさのために手間ひまを惜しまないパン作り

「くるみには独特の風味や香ばしさがあります。それでいて、甘みにも塩気にもよく合い、どんな味にもよくなじむ。職人にとっては使いやすい素材です」と、くるみの魅力を話してくれた森さん。次にどんなくるみパンが登場するかはお楽しみですが、「いいもの、美味しいものが大前提。そこに至るためには、手間ひまを惜しまないことを大切にしています」と語る姿には、パン作りへの熱意と自信が現れていました。

ブーランジェリールボワのご主人・森朝春さん

最近はパン店だけでなく、洋菓子店へも足を運ぶという森さん。「洋菓子の素材の使い方から、ヒントを得ることも多いんですよ」

【ブーランジェリールボワ】
東京都中野区弥生町2-52-4
TEL / 03-3229-8015
営業時間 /9時〜19時
定休日 / 日曜、第2・4月曜
アクセス / 丸ノ内線中野富士見町駅から徒歩5分