今月のくるみパン

フジパンストアーの一押しくるみパン 味わい豊かな「香ばしクルミ&メープル」/フジパンストアー

VOL.6

フジパンストアーの一押しくるみパン
味わい豊かな「香ばしクルミ&メープル」

フジパンストアー

インストアでの焼きたてパンが評判

全国に700店舗以上を展開するフジパンストアー。路面店やショッピングセンターの中にあり、その屋号は「グラーノグラーノ」「ベーカーシェフ」「パン工場」など様々で、フジパンストアーと気づかないで利用されている方も少なくないかもしれません。ほとんどが店舗内でパンを焼き上げており、各店舗で粉の配合から行う商品も少なくありません。「どの店でも品質を一定にしなくてはいけません。そのため、社員教育や研修に力を入れています。『大事な人に食べてもらうことを想像して作る』------ものづくりの原点を各自がしっかり持つことが大事です」と、開発部長の杉浦朋久さんは語ってくれました。

グランプリ受賞に繋がったくるみの使い方とは?

くるみと杉浦さんの縁は深く、考案した「くるみのエンジェル」(現在廃番)は、2005年にカリフォルニアくるみ協会のコンテストでグランプリを受賞しています。コンテストに応募する際に、くるみをいろいろ試し、パウダー状にして使ってみようと思ったのですが、なかなかうまくいかない。「そんな時、たまたま入った中国料理店で、揚げたくるみにヒントを得たんです」。一度熱湯でふかして皮をとり、それでローストすると、くるみの渋みを抑えながらも香ばしさが残りました。現在人気のくるみ商品にも、この手法が使われています。

濃い甘みがクセになる「香ばしクルミ&メープル」

「香ばしクルミ&メープル」は、人気のくるみ商品のひとつ。もともとあった「メープルメロン」というメロンパンにメープル油脂を入れたパンから派生した商品です。ブリオッシュ生地にくるみを混ぜ、中にメープルの油脂を包み込み、上にはサクサクのビスケット生地を乗せて焼き上げています。しっとり柔らかいブリオッシュ生地の中で、くるみの食感がアクセントになっています。さらに濃いメープルが口の中に広がると、3つの味が一体となって幸せなハーモニーを奏でます。ついクセになりそうな、ホッとする甘みです。「そう、リピーターのお客様も多いんですよ」と杉浦さん。「若い子から主婦層、男性にも好まれていますね」。
もうひとつ紹介してくれたのは、「くるみとフルーツのキャラメルスティック」。ブリオッシュ生地の上にキャラメルクリームを絞り、くるみとドライフルーツをトッピング。キャラメルとくるみの食感の相性がよく、ブリオッシュ生地ともよく合います。コンテストでグランプリを取った「くるみのエンジェル」の良さを、もっと手軽な価格で味わってもらえるように作られた兄弟分です。

香ばしクルミ&メープル」188円。10年来のロングラン商品から派生し、昨年誕生。心安らぐ甘みに加え、いろいろな食感が楽しめるのも人気の秘密

「香ばしクルミ&メープル」188円。10年来のロングラン商品から派生し、昨年誕生。心安らぐ甘みに加え、いろいろな食感が楽しめるのも人気の秘密



「ノワ」180円

「くるみとフルーツのキャラメルスティック」180円は、上にたっぷりトッピングされたくるみとドライフルーツが見た目にも美しい一品です

開発の基本は「どうやったら美味しく食べられるか」

生地作りなどパンの基本を大事にする姿勢に加え、杉浦さんは開発の基本に「食べること」を上げます。「自分が食べて美味しいことはもちろん、どうやって食べたら美味しいかを知ることです。例えば、サンドイッチでも三角形の辺から食べるか端から食べるか、食べ始める箇所によって味の印象は変わります。その感覚を意識することが、開発のセンスに繋がるのではないかと考えています」。忙しい毎日の中、手軽にパンの味わいをいろいろ楽しみ、美味しさを感じて欲しい──お客様の生活に寄り添ったパン作りの姿勢が印象的でした。

開発のトップを務める杉浦さん

開発のトップを務める杉浦さん。最近では定番のブラッシュアップに力を入れているそうで、たくさんの人に長く愛される商品づくりを目指しています

【フジパンストアー】
TEL / 052-834-3934(本部)
http://www.fujipanstore.com/