今月のくるみパン

みずから石臼で挽いた粉と香ばしいくるみを使った「くるみのコンプレ」/パーラー江古田

VOL.18

みずから石臼で挽いた粉と
香ばしいくるみを使った「くるみのコンプレ」

パーラー江古田

居心地の良さを感じさせる人気のお店「パーラー江古田」

武蔵大学、武蔵野音楽大学、日本大学芸術学部といったキャンパスの最寄駅でも知られる西武池袋線の江古田駅。朝の通勤・通学ラッシュが一息ついた駅北口を出て商店街へと入り、ほどなく歩いたところにある「パーラー江古田」を訪ねました。白壁とアンティーク調の扉が印象的なかわいらしい小さなお店には、お客様が途切れることなく来店。その様子からも評判どおりの人気店であることが伺えます。


おいしいパンを使ったサンドイッチを始め、キッシュやタルト、コーヒーやアルコール類など、お好みのメニューを選んで店内でもいただくことができるのがこのお店のスタイル。そんな店内にはカウンター4席、テーブル2席、イスが1つほどなので、決して大人数が入れる広さではないのですが、その距離感が気持ちをほっとさせるのか、店内では時間がゆったりと流れているようで、とても居心地の良さを感じさせます。

パーラー江古田 店舗外観写真

白壁とアンティーク調の扉が印象的な「パーラー江古田」。手書きのメッセージが書かれた看板や古びたベンチもお店の雰囲気に一役買っています。



パーラー江古田 店舗内観写真

どこかほっとさせる店内はカウンター4席、テーブル2席、イスが1つほど。決して広くはないこの距離感が、かえって居心地の良さをもたらしています。

次の一切れを求めてしまう「くるみのコンプレ」

まずいただいたのが「くるみのコンプレ」。量り売りならグラム1.9円、丸まる1つなら3,000円弱(いずれも税込)で販売されています。みずから石臼で挽いた全粒粉を使った生地に、香ばしいくるみがやさしく包まれています。「すごくスパイスが利いているとか偏った味ではないので、お好きなように食べていただければ」とオーナーの原田さんがおっしゃるとおり、クセのないシンプルな味でありながら、次の一切れを求めてしまうおいしさです。なかなか存在感のあるパンを、丸まる1つ買われる方もいらっしゃるというのもうなずけます。

「くるみのコンプレ」写真

「くるみのコンプレ」。量り売りならグラム1.9円、丸まる1つなら3,000円弱(いずれも税込)。みずから石臼で挽いた全粒粉を使った生地に、くるみがやさしく包まれたパンは、次の一切れを求めてしまうおいしさ。

わずかな酸味と深みのある味「くるみパン」

次にいただいたのが「くるみパン」220円(税込)。「普通のくるみパンを作りたかった」と原田さんがおっしゃるパンは、全粒粉を使った先ほどの「くるみのコンプレ」とは異なり、全粒粉を含めずに作られたパン。わずかに感じる酸味が心地よく、あっさりでありながら深みのある味わいが特徴。「量り売りではなく、くるみのパンを1つ、といった感じで手軽に買っていただければ」との心づかいから作られたサイズ感が、忙しい朝の食卓などにピッタリです。

「くるみパン」写真

「くるみパン」220円(税込)。全粒粉を含めずに作られたパンはわずかに感じる酸味が心地よく、あっさりでありながら深みのある味わい。

お店のイメージはパーラーという名前のイタリアのバール

「安定的に入手するこができるので、お店ではかなりくるみを使っていますね」と、くるみについて語ってくれた原田さん。パン作りではどんなことを大切にされているのでしょう。「これをやんなきゃというのはないけど、常にやっていることに対して、より良くしようと思い続けることですかね」。原田さんが作るパン一切れ一切れには、そうした想いが込められています。


原田さんが好きな沖縄ではよく見かけるパーラーにちなんで名づけられたという「パーラー江古田」。このお店で感じる居心地の良さは、どこから来るのでしょう。「ぼくの中ではパーラーという名前のイタリアのバールをやっているイメージなんです」と原田さん。井戸端会議のように人と楽しく話したいときもあれば、一人静かに考え事をしたいときもある。どちらの気分であっても、このお店なら安心して居ることができる。そんな空気感が「パーラー江古田」の居心地を生み出しているのかもしれません。


今回ご紹介した「パーラー江古田」は、近日移転を予定しいるそうです(2014年11月時点)。移転する場所は、下記に記載した現在の住所からご近所になる予定とのこと。ただしまだ未確定のため、詳細は下記の公式ブログ、またはお電話にてご確認ください。

オーナーシェフの原田さん

「知り合いの方から送られる野菜は届くまで種類が分からないから、ライヴ感覚でメニューを考えています」とおっしゃる原田さん。「いつものメニューにないもの」と店内のボードに書かれていたらぜひ注文したい一品です。

【パーラー江古田】
東京都練馬区栄町41-15(2014年11月時点の住所)
TEL / 03-6324-7127
営業時間 / 8時30分~18時
定休日 / 火曜
アクセス /西武池袋線江古田駅から3~5分
http://parlour.exblog.jp/