今月のくるみパン

フランスのロデヴ町に伝わる手法を活かした「パン・ド・ロデヴ・クルミ」/パナデリアシエスタ

VOL.22

フランスのロデヴ町に伝わる手法を活かした
「パン・ド・ロデヴ・クルミ」

パナデリアシエスタ

「こどもの国」のある横浜市郊外で地産地消のパンを提供

遠足の子どもたちでにぎわう横浜市郊外の「こどもの国」駅。「パナデリアシエスタ」は、子どもたちの遊び場として有名な施設「こどもの国」のすぐ近くに店を構えます。「店の前が通学路なので子どもたちは多いですね」と語るオーナーの水谷優一さん。パンのおつかいを頼まれた子どもたちも、ときどきやってくるとのこと。毎日120種も焼かれるパンの中で、メロンパン、チョコレートロール、コーンパン、あんぱんなど、オーソドックスなパンが子どもたちには人気だそうです。


お子さん3人の父親でもある水谷さんが大切にしているのが、大人はもちろん、子どもたちに安心して食べてもらえるパンづくり。常に安全性を考えて素材を厳選しています。また、地産地消を重視し、お店のある横浜市青葉区で生産される貴重な小麦を始め、地元で採れた食材を積極的に使ったパンは、地域の方々にたいへん喜ばれています。

パナデリアシエスタ 店舗外観写真

横浜市郊外の「こどもの国」駅から徒歩5分の場所に店を構える「パナデリアシエスタ」。屋外にはテラス風の席があるため、ちょっとしたイートインも可能。お店は2015年6月で10周年を迎えます。



パナデリアシエスタ 店舗内観写真

毎日120種も焼かれるパン。中でもメロンパン、チョコレートロール、コーンパン、あんぱんなど、オーソドックスなパンが子どもたちには人気だそうです。

くるみの甘さや食感と生地の相性が抜群な「パン・ド・ロデヴ・クルミ」

「パン・ド・ロデヴ」とは、フランスのロデヴという町に古くから伝わるパン。その手法を活かしたロデヴのプレーン生地に、ローストしたくるみを加えたのが「パン・ド・ロデヴ・クルミ」(1.4円/1g。1つ500円前後。ハーフ250円前後。各税抜)です。「通常よりも多い90%もの水分を加えたパン=高加水パンです。そのまま食べると中がもっちりして、パンが持つみずみずしさを感じられますし、焼くとカリッとした歯ごたえがあり、他のパンにはない味と食感を楽しめます」(水谷さん)。少々武骨な見た目の印象とは異なり、生地が持つ上品な甘さとほのかな酸味は繊細そのものです。このパンに欠かせないのがくるみ。くるみの甘さや食感と生地の相性は抜群で、独特な生地の色合いもくるみの効果だそうです。火木土の曜日限定で、焼き上がりは13時過ぎ。お買いお求めの際は曜日をチェックしましょう。

「パン・ド・ロデヴ・クルミ」写真

「パン・ド・ロデヴ・クルミ」(1.4円/1g。1つ500円前後。ハーフ250円前後。各税抜)。生地が持つ上品な甘さとほのかな酸味は繊細そのものです。

香ばしいくるみがアクセントを加えるおやき風の「黒ごまあんパン」

60種類を超えるフィリング=具材のほとんどを手づくりされるという水谷さん。「黒ごまあんパン」(160円税抜)で使われる具材となる「国産黒ごまのペーストと自家製粒あん」も、一から丁寧に手づくりされています。「黒ごまあんパン」は、自家製のあんを生地にまぶし平らにして焼き上げるため、おやき風の仕上がり。このパンでも欠かせないのがくるみです。「黒ごまのあんの中にくるみを入れることによって、香ばしいくるみが甘いあんにいいアクセントを加えてくれるので、くるみは外せませんね」(水谷さん)。黒ごまペーストと自家製粒あんにくるみの風味があいまって、濃厚な旨みが口の中に広がります。あんパンというよりも、どこかなつかしい和風スイーツといった味わいです。

「黒ごまあんパン」写真

「黒ごまあんパン」(160円税抜)。自家製の黒ごまあんを生地にまぶし平らにして焼きあげるため、おやき風の仕上がり。あんにくるみの風味があいまって、濃厚な旨みが口の中に広がります。

子どもたちにもっとおいしいパンを食べてもらうために

「私自身くるみは大好き。パンに一番合うナッツのひとつだと思うので、これまでもいろいろなパンに使ってきました。くるみは主役にしてもいいし、何かと組み合わせて主役を引き立てる使い方をしてもいい。くるみはパン生地にすごくいい効果を与えるので、とても使いやすいですね」。水谷さんにとって、くるみはパンづくりに欠かせない最高の素材のひとつでした。


熱がつかず風味が格段によくなるため、わざわざ小さい石臼で小麦をじっくり挽くなど、確かな腕を持ちながらも、「まだまだクオリティの高いものをつくりたいし、いろんな素材をもっと使っていきたい」と謙遜される水谷さん。現状に満足せず、安心して食べてもらえるおいしいパンづくりのため、水谷さんはまだまだ高みを目指します。「こどもの国」近隣に住む子どもたちは、水谷さんがつくる安全でおいしいパンをたくさん食べて、大きく成長していくことでしょう。

オーナーシェフの水谷優一さん写真

5年の修業時代を含めれば15年以上もパンを焼き続けてきたオーナーシェフの水谷優一さん。「こどもの国」のある横浜市青葉区という地域に根ざして、現状に満足せず、安心して食べてもらえるおいしいパンをつくるため、水谷さんはまだまだ高みを目指します。

【パナデリアシエスタ】
・住所/神奈川県横浜市青葉区奈良5-4-1 レーベンスラウム1F
・TEL/045-963-5567
・営業時間/7:00~18:30
・定休日/月曜日
・アクセス/ここどもの国線「こどもの国」駅徒歩5分
http://panaderia-siesta.com/