今月のくるみパン

シンプルに自然なくるみの風味を味わえるパン「くるみパン」プチ・アンジュ

VOL.25

シンプルに自然なくるみの風味を味わえるパン
「くるみパン」

プチ・アンジュ

数千個ものパンを若いスタッフとともに毎日焼き上げる

一橋大学や東京女子体育大学といった大学をはじめ、数多くの学校や教育施設が集まる国立市。そんな学問の街の市役所からほど近くのエリアで営業するのが、今回訪ねた「プチ・アンジュ」です。フランスを思わせる軽快なBGMが流れる店内では、多くの若いスタッフが次々と焼きたてのパンを並べています。「製造や販売など総勢30名近くのスタッフがいますが、随時10名近いスタッフがお店に出ていますね」と、店主の津金一城さん。多くのスタッフとともに、津金さんは100種類以上、およそ2,000~3,000個ものパンを、毎日焼き上げているそうです。


当店で大人気のカレーパンは、土日祝日ならなんと20回以上も揚げたてを出ししている津金さん。「パンというものは、お昼に購入されても、お召し上がりいただけるのがその日の夕方や翌日など、いつお客様に食べてもらえるか分からない商品です。当店のこだわりのひとつでもある『揚げたて。焼き立て。つくりたて。』を提供する一方で、いつ食べてもおいしいと感じてもらえるパンを作るために、若いスタッフといつも話し合いながらパンを焼いています」。そんな津金さんが焼き上げるくるみパンは、どんなこだわりがつまっているのでしょう。おすすめのくるみパンをご紹介いただきました。

プチ・アンジュ 店舗外観写真

一橋大学をはじめ、数多くの学校や教育施設が集まる国立市で営業する「プチ・アンジュ」。店主の津金さんは随時10名近いスタッフとともに、100種類以上、およそ2,000~3,000個ものパンを、毎日焼き上げているそうです。



プチ・アンジュ 店舗内観写真

フランスを思わせる軽快なBGMが流れる店内。大人気のカレーパンをはじめ、最近話題の塩ロールや、ちょっとユニークなおにぎりパンやとうふケーキなど、多くの若いスタッフが次々と焼きたてのパンを並べています。

パン生地の酸味と甘酸っぱさがくるみと合う「くるみパン」

まずおすすめいただいたのが「くるみパン」。当店でもっともシンプルなくるみパンは、ほんのりとした酸味と甘酸っぱい味わいを感じさせます。「通常の小麦粉のタネと、乳酸醗酵させたタネを混ぜ合わせた生地を使っていますが、酸味と甘酸っぱさのある生地は、くるみとの相性がいいんです」と語る津金さんの意図のとおり、シンプルに自然なくるみの風味を味わえるパン。白ゴマのアクセントも絶妙です。「そのままでもおいしいですが、ハムやソーセージ、あるいはチーズなどをサンドして食事パンとして召し上がってもおいしいですよ」(津金さん)。なんといっても1つ108円(税込)という価格はうれしいかぎりです。この「くるみパン」に、ハチミツと自家製練乳クリームをサンドした、その名も「くるミルク」152円(税込)という姉妹品があるとおり、菓子パンとしてもおいしくいただけるパンです。

「くるみパン」写真

「くるみパン」(108円税込)。くるみとの相性を考え、ほんのりとした酸味と甘酸っぱい味わいを感じさせる生地を使用。シンプルに自然なくるみの風味を味わえるパン。108円(税込)というプライスはうれしいかぎりです。

"サクサク"と"しっとり"を同時に楽しめる「ノア・レーズン」

一方、くるみとレーズンを使って焼き上げたパンが「ノア・レーズン」(205円税込)です。「くるみをふんだんにまぶしたクッキー生地を、レーズンをメインとした生地の上からかけて焼き上げたパンです」(津金さん)。生地の上層部はサクサクと、下層部はしっとりと、それぞれ対照的な食感を同時に楽しめるパンです。「もちろんつくりたてが一番ですが、もしオーブントースターなどで温め直して召し上がるなら、上層のクッキー生地が少し焦げやすいので、アルミホイルを上に乗せてパンを保護するようにして温めれば、焦げずに温かい状態で食べられると思います」(津金さん)。温めることでごろっとしたおおぶりのくるみの風味が立って、よりおいしく召し上がれるそうです。

「ノア・レーズン」写真

「ノア・レーズン」(205円税込)。くるみをまぶしたクッキー生地のサクサク感と、レーズンの生地のしっとり感と、それぞれ対照的な食感を同時に楽しめるパンです。

パンという天使をとおして幸せをもたらしたい。

「くるみの特長はなんといってもその存在感。ちょっぴりエグミを感じる味わいはパンの中でもいいアクセントになります。当店でもくるみを使ったパンは人気があり、つくりがいがありますね。価格面から見れば、くるみはコストパフォーマンスがいいので、パン職人としては使いやすい食材です」と、津金さんはくるみの印象を語ってくれました。


「パンという天使をとおしてお客様やスタッフに幸せをもたらしたい」という想いを込めて、小さな天使を意味する「プチ・アンジュ」という店名にした津金さん。実はもうひとつ、「若いスタッフの小さい翼がやがて大きな翼となって、羽ばたいていってもらいたい」という想いも、あわせて込めているそうです。


最後に、津金さんからパン業界を担う若い人たちへのメッセージをいただきました。「粉というまったく形のないものから、パンという形のあるものをつくるという仕事に、やりがいを感じて夢を抱いてもうらうとともに、パン業界に携わる若い人たちには、今後もがんばってほしいですね」。

店主の津金一城さん

「粉というまったく形のないものから、パンという形のあるものをつくるという仕事に、やりがいを感じて夢を抱いてもうらうとともに、パン業界に携わる若い人たちには、今後もがんばってほしいですね」。パン業界を担う若い人たちへのメッセージを寄せる、店主の津金一城さん。

【プチ・アンジュ】
・住所/東京都国立市富士見台2-45-9
・TEL/042-505-4104
・営業時間/7:00~19:00
・定休日/木曜日
・アクセス/JR中央本線「国立駅」より立川バス4番 
       芸小ホール下車 目の前
     /JR南武線「矢川駅」徒歩約8分
     /JR南武線「谷保駅」徒歩10分
・URL/http://www.petit-ange.co.jp/kunitachi/index.html