今月のくるみパン

粗めにクラッシュしたくるみが主役の食パン「くるみブレッド」/pour-kur(プルクル)

VOL.27

粗めにクラッシュしたくるみが主役の食パン
「くるみブレッド」

pour-kur(プルクル)

話題の「代々木VILLAGE」で女性に人気のベーカリー

JR、都営大江戸線が乗り入れる代々木駅から徒歩1~2分ほどにある「代々木VILLAGE by kurkku」(以下代々木VILLAGE)は、人気レストランをはじめ、カフェ、アパレルショップなど10以上の店舗が集まる、話題の新商業施設です。この施設内に出店している「pour-kur(プルクル)」は、湘南の辻堂にある自家製酵母と石窯ピザのベーカリー「POURQUOI?(プルクワ)」と、レストランやカフェなどを展開する「kurkku」の共同プロジェクトによって誕まれた、人気のベーカリーです。


「湘南にあるベーカリーの『プルクワ』に勤めて4年が経ち、ひととおりパン作りのノウハウを学んだタイミングで、『代々木VILLAGE』に新たなベーカリーを出店するプロジェクトの話があり、店主を引き受けることになりました」という藤田麻依さん。大好きなパン作りを仕事にしようと異業種からパン作りの世界に入ったときのように、迷わず直感で店主という大役を引き受けたお店は、2011年11月にオープン。今では女性を中心に大人気のベーカリーになりました。スタッフが女性中心のため、野菜やフルーツをふんだんに使うなど、店頭には女性に喜ばれるパンがたくさん並んでいます。

プルクル 店舗外観写真

レストラン、カフェ、アパレルショップなど10以上の店舗が集まる話題の新商業施設「代々木VILLAGE」に出店する人気のベーカリー「pour-kur(プルクル)」。お店は同施設内「CONTAINER ZONE」の1階にあります。



プルクル 店舗内観写真

2011年11月にオープンしたお店のスタッフは女性が中心のため、野菜やフルーツをふんだんに使うなど、店頭には女性に喜ばれるパンがたくさん並んでいます。

カリフォルニア産のくるみがたっぷり使われた「くるみブレッド」

くるみを主役にしたパンの中で人気なのが、「くるみブレッド」(1本440円、ハーフ220円税込)です。藤田さんが修行した湘南の「プルクワ」から受け継いだ「ルヴァン種」という自家製酵母を使用した食パンは、沖縄の塩、三温糖、そしてカリフォルニア産のくるみがたっぷり使われています。「プレーンタイプの食パンの生地に、くるみを多めに練り込んだ食パンです。お客様からも『くるみブレッドないですか』と聞かれるほど人気なんですよ」と藤田さん。粗めにクラッシュしたくるみが生地の中に練り込まれているため、香ばしい風味に加え、大小さまざまなサイズのくるみの食感が楽しめる食パンです。パン生地自体にほんのり甘みがあるため、食べたときに感じるちょっとした甘さと、くるみの香ばしさが口いっぱいに広がります。「厚切りにしてトーストすると、中がもっちりして、外がカリッとするのでおすすめですよ」(藤田さん)。

「くるみブレッド」写真

「くるみブレッド」(1本440円、ハーフ220円税込)。自家製酵母を使用した食パンは、沖縄の塩、三温糖、そしてカリフォルニア産のくるみがたっぷり使われています。

くるみといちじくの具材感が味わえる「フィグノア・フロマージュ」

「フィグノア・フロマージュ」(240円税込)も、当店で人気のくるみが入ったパンです。ライ麦30%の生地に、くるみと赤ワイン漬けの白いちじくを練り込み、クリームチーズを包み込んでいます。「フランス語で『フィグ』はいちじく、『ノア』はくるみという意味で、とてもポピュラーな具材の組み合わせのパンですね。私が修行した湘南の「プルクワ」でも人気で、私も大好きなパンだったので、当店でも提供していますが、湘南の「プルクワ」と同じく、お客様からはとても好評いただいています」と藤田さん。くるみの香ばしさといちじくの甘みに、クリームチーズのほのかな酸味が加わって、とてもバランスのいい美味しさが味わえます。女性に人気だそうですが、思ったほど甘すぎず、ごろっと入ったくるみやいちじくの具材感がしっかりと味わえるので、男性にもおすすめのパンです。

「フィグノア・フロマージュ」写真

「フィグノア・フロマージュ」(240円税込)。くるみの香ばしさといちじくの甘みに、クリームチーズのほのかな酸味が加わって、とてもバランスのいい美味しさが味わえます。

女性ならではの視点でパン作りに取り組む

湘南の「プルクワ」のスタイルを引き継ぎ、できるかぎり回数を分けて焼くことで、いつでも焼き立てのパンを提供するなど、女性らしい心配りでお客様に喜ばれている藤田さんのお店では、「くるみが入っていると、つい買っちゃう」というお客様も多くいらっしゃるように、くるみを使ったパンは女性にとても人気が高く、藤田さんご自身も大好きな食材なんだそうです。


パン作りが大好きという藤田さんですが、どんなときに新しいメニューを考えられるのでしょう。「外でごはんを食べたり、カフェでスイーツを食べたりするときに、この組み合わせはいいかもって感じたら『どの生地に合わせたらおいしいかな』って、パンに置き換えて考えますね」。新たなパンのアイディアは、外食のときに浮かぶことが多いようです。


「パン作りの現場にはやはり男性が多いと思います。女性は男性と比べてどうしても体力面などで不利なこともありますが、食材選び、味付けや分量、美容や健康への気づかいなど、女性ならではの視点を発揮してパン作りに取り組めば、女性にとっても長く続けられる仕事ではないのかなって感じます。『好きなことをやりたい』という気持ちがあれば大丈夫だと思うので、もっと多くの女性にパン職人を目指してほしいですね」。

店主の藤田麻依さん

「食材選び、味付けや分量、美容や健康への気づかいなど、女性ならではの視点を発揮してパン作りに取り組めば、女性にとっても長く続けられる仕事ではないのかなって感じます」と語る藤田麻依さん。藤田さんのような女性のパン職人が、さらに増えることが期待されます。

【pour-kur(プルクル)】
・住所/東京都渋谷区代々木1-28-9 代々木VILLAGE
・TEL/03-6300-5390
・営業時間/8:00~19:00 ※売り切れ次第終了
・定休日/不定休
・アクセス/都営大江戸線、JR山手線・総武線
      「代々木駅」徒歩1~2分
      小田急線「南新宿駅」徒歩5分
・URL/http://www.yoyogi-village.jp/food/food_pour.php