今月のくるみパン

東京一番の味を目指した自慢のハード系パン「パン・ド・カンパーニュ・ノア・レザン」/パン オ フゥ

VOL.28

東京一番の味を目指した自慢のハード系パン
「パン・ド・カンパーニュ・ノア・レザン」

パン オ フゥ

三世代に渡るパン職人の家系を継ぐ若きオーナーシェフ

西側に五反田、南側に大崎、東側に品川と、JR山手線各駅のほぼ中間にあるのが、「パンに夢中」という意味を店名に名づけた「パン オ フゥ」です。「五反田という場所がらかOLの方やサラリーマンの方を中心にご利用いただいていますが、住宅地もあるのでファミリーの方も多いんですよ」と語るのは、オーナーシェフの佐藤崇裕(たかひろ)さん。まだ20代の若きパン職人です。「実家が祖父の代からパン屋を営んでいて、今は父がそのお店を引き継いでいます。小さいころからパンに囲まれて過ごしてきたので、こうしてパンの世界に身を置いている環境は、とても自然なことですね」。


祖父や父がパンを作る姿をずっと見てこられた佐藤さんにとって、パンは生活の一部。そんな佐藤さんが営むお店は、入口に掲げられたフランス国旗からも分かるとおり、フランスのブーランジェリー=パン屋さんを目指すスタイル。フランス産を中心に厳選した粉を10種類以上も使い分け、毎日粉から丁寧に仕込む佐藤さんのお店では、ハード系、惣菜系、バケット、サンドイッチ、ヴィエノワズリーと呼ばれる甘い菓子パン系、ケーキ、焼き菓子など、50~60種類ものパンを毎日提供しています。なかでも「東京で一番の味」を目指す当店自慢のハード系パンは、ぜひいただきたい一品です。

パン オ フゥ 店舗外観写真

「パンに夢中」という意味の「パン オ フゥ」。お店は西側に五反田、南側に大崎、東側に品川と、JR山手線各駅のほぼ中間にあり、高輪パークタワービルの1階で営業しています。



パン オ フゥ 店舗内観写真

フランス産を中心に厳選した粉を10種類以上も使い分け、ハード系、惣菜系、バケット、サンドイッチ、ヴィエノワズリーと呼ばれる甘い菓子パン系、ケーキ、焼き菓子など、50~60種類ものパンを毎日提供しています。

厚切りでくるみの味を楽しみたい「パン・ド・カンパーニュ・ノア・レザン」

当店を代表するパンのひとつが、「パン・ド・カンパーニュ・ノア・レザン」(2円/g税込)です。「粉、水、塩、天然酵母と必要最低限の材料にくるみとレーズンだけを加え、低温で長時間をかけて粉の旨みや香りをしっかりと引き出すように作っています」(藤田さん)。圧巻のサイズで焼き上げるのは、焼き上がった後も生地の中に水分が残り、もっちりとした食感を出すため。表面のハードな食感、密度のあるもちもちの生地、どこを切っても顔を出すくるみとレーズンと、極上の食感に加え、噛むほどに生地のほどよい酸味、くるみの風味、レーズンの甘みが口いっぱいに広がります。くるみの香ばしさとサクッとした食感を楽しむためにも、ぜひ厚めのスライスでいただきたいパンです。「ジャムやチーズと一緒でもいいし、くるみやレーズンがたっぷり入っているので、お酒のお供にしていだたくのもおすすめです」(佐藤さん)。

「パン・ド・カンパーニュ・ノア・レザン」写真

「パン・ド・カンパーニュ・ノア・レザン」(2円/g税込)。くるみの香ばしさとサクッとした食感を楽しむためにも、ぜひ厚めのスライスでいただきたいパンです。

ごろっとしたくるみが入った重量感のある「コンプレ ノア」

次におすすめいただいたのが、「コンプレ ノア」(380円/ハーフ190円税込)。「全粒粉100%の生地にたっぷりとくるみを練り込んで、低温長時間で醗酵させてから焼き上げました」(佐藤さん)。全粒粉の風味とくるみの香ばしさが味わえる素朴なパンです。飽きがこないようにシンプルな味を目指して焼き上げられたパンは、毎日の食卓に並んでもうれしいはず。つるっとした表面の生地は薄いのでさっくりと噛みやすく、小ぶりでありながらごろっとしたくるみが入った生地はずっしりと重量感があり、とても食べ応えがあります。「クセのないシンプルな味に仕上げているので、ジャムやハチミツといった甘い食べ方はもちろん、サンドイッチや惣菜風といった食事パンなど、いろいろな食べ方ができる万能的なパンですね」と佐藤さんがおっしゃるとおり、さまざまな食べ方を試したくなるパンです。

「コンプレ ノア」写真

「コンプレ ノア」(380円/ハーフ190円税込)。小ぶりでありながらごろっとしたくるみが入った生地はずっしりと重量感があり、とても食べ応えがあります。

若きパン職人のこころざしは「もっとパンを理解したい」

「くるみは栄養価が高いといことが一番の特長ですよね。食べやすいので手軽に栄養が摂れるため、パンにとっても最高の食材だと思います」とおっしゃる佐藤さん。他の素材とくるみを併せても互いの味を引き立たせる効果があるため、くるみはよく使う食材のひとつなんだそうです。


祖父、父と三世代に渡りパン職人の家系を継ぐ佐藤さん。ごく自然とパンの世界に入り20代でありながら、すでに業界歴は10年以上になります。「パン職人としては10年経ったかもしれませんが、当店はまだまだ成長の途中。毎日惜しまずにパンの研究を続け、まずは当店を誰からも認められるような立派なブーランジェリー=パン屋さんとして、大きく成長させるのが目標です」。


「自分が作ったパンをひとりでも多くの方に届け、そのパンから幸せを感じてくれたらありがたいですね」とおっしゃる佐藤さんは、お客様からの「おいしかった」が何よりもうれしいそうです。「若いのでパンについて学ぶことはまだまだたくさんあります。同じ作業をしているようでもパンの状態は日々違うので、これからももっとパンを理解していきたいですね」と佐藤さん。若きパン職人のますますの成長が楽しみです。

オーナーシェフの佐藤崇裕(たかひろ)さん

祖父、父と三世代に渡りパン職人の家系を継ぐ若きオーナーシェフの佐藤崇裕(たかひろ)さん。「これからももっとパンを理解していきたい」という謙虚なこころざしを持つ若きパン職人のますますの成長が楽しみです。

【パン オ フゥ(Pain aux fous)】
・住所/東京都品川区東五反田3-20-14 高輪パークタワービル 1階
・TEL、FAX/03-5420-5404
・営業時間/8:00~19:00
・定休日/日曜日・月曜日
・アクセス/「五反田駅」徒歩約8分、「大崎駅」徒歩約10分、「品川駅」徒歩約15分
・URL/http://pain-au-fous.jp/